夏の厳しい暑さは、トイプードルを含むすべての犬にとって大きな負担です。特にトイプードルは毛量が多く、体温調節が苦手なため、しっかりとした暑さ対策が必要です。ここでは、ブリーダーが特におすすめする便利グッズを紹介します。これらのグッズを活用して、愛犬が快適に夏を過ごせるようにしましょう。
屋内での暑さ対策
エアコン

エアコンは基本中の基本です。
夏の暑い季節には、エアコンを24時間稼働させて、室内の温度を25度前後に保つようにしましょう。特に外出時でもエアコンを切らずに設定温度を維持することが重要です。また、エアコンの冷気が直接愛犬に当たらないように配置を工夫してください。エアコンの効きが悪いと感じたら、フィルターの掃除も忘れずに行いましょう。
トイプードルに適した夏、冬 エアコン温度は?つけっぱなし?
サーキュレーター
エアコンの冷気を部屋全体に行き渡らせるためには、サーキュレーターが便利です。
サーキュレーターを使って冷気を循環させることで、部屋全体が均一に涼しくなり、トイプードルも快適に過ごせます。特に、広いリビングや部屋が多い家庭では、サーキュレーターが大活躍します。

冷感マット
トイプードルは涼しい場所を好むため、冷感マットは必需品です。
アルミ製やジェル入りの冷感マットを便利に使い愛犬が快適に過ごせる場所を提供してあげましょう。特にフローリングが滑りやすい環境では、冷感マットを敷くことで、足腰への負担を減らせますのでダブルでいいことですね。
しかし、ジェル入りの冷感マットは便利ですが、犬が誤って食べると危険ですので十分に注意してください
1.有害な成分
ジェルマットには冷却効果を持つジェルが含まれており、これらの成分が犬の体内に入ると中毒を引き起こす可能性があります。
2.腸閉塞のリスク
ジェルマットの外装やジェルが消化されずに腸内に留まることで、腸閉塞を引き起こすことがあります。これは嘔吐や便秘などの症状を引き起こし、緊急の医療処置が必要になることがあります。
3.消化器系への影響
ジェルが犬の胃や腸に影響を与え、下痢や嘔吐を引き起こすことがあります。
ジェルマットを使用する際は、犬が誤って食べないよう十分注意し、万が一食べてしまった場合はすぐに獣医師に相談しましょう。

防蚊・防虫効果のあるクール素材の服
夏の蚊やノミダニ対策には、防蚊・防虫効果のある服が効果的です。ユーカリやヒノキ成分を含む生地で虫を寄せ付けません。
トイプードルは熱がこもりやすいため、通気性の良いポリエステルやコットン素材の服がおすすめです。体の熱をうまく逃がし、蒸れや体温上昇を防ぎます。ポリエステルはシワになりにくく、コットンは肌触りが良いのが特徴です。夏の外出時には防蚊・防虫服で、しっかり虫刺され対策をしましょう。
冷感ブランケット
冷感ブランケットは、床に敷いたり、トイプードルにかけてあげたりすることで、涼しくなります。特に服を着るのが苦手な犬には、冷感ブランケットがぴったりです。冷感ブランケットを使用することで、寝る時やリラックスタイムも快適に過ごせます。
屋外・散歩用の暑さ対策
クールベスト
水に浸して絞ったクールベストは、散歩時に効果的に体温を下げてくれます。
水の気化熱を利用して、首回りや背中を冷やします。定期的に水を含ませることで、長時間の散歩でも快適に過ごせます。
クールバンダナ
首には太い血管(頚静脈や頸動脈)が通っているため、首周りを冷やすことで、効率的に体温を下げることができます。保冷剤を入れたバンダナを使えば、簡単に涼しくなります。経済的で再利用可能なため、日常的に使いやすいアイテムです。
アイスリング
アイスリングは28度以下で自然凍結し、冷凍庫で10分、冷水で15分間冷やすと凍結し、60~120分は効果が持続するという便利なグッズです。
冷たさが長時間持続し、水滴が垂れないので、快適に使用できます。
ドリンクボトル
外出時には水分補給が欠かせません。使いやすいドリンクボトルを持参し、いつでも水を飲ませられるようにしましょう。特に暑い日はこまめな水分補給が重要です。
靴
アスファルトの熱さから肉球を守るためには、靴が有効です。特に日中の散歩では、アスファルトが非常に高温になるため、靴を履かせることで熱中症を防ぐことができます。
まとめ

トイプードルを夏の暑さから守るためには、適切な暑さ対策グッズを活用することが大切です。エアコンやサーキュレーターで室内を涼しく保ち、冷感マットやクールベストで体温を調整し、熱中症対策をしっかりと行い、愛犬と一緒に快適な夏を過ごしましょう。大切な家族であるトイプードルの健康を守るために、ぜひこれらのグッズを取り入れてみてください。
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