「うちの子はなぜくっついて寝るのかなぁ」と感じることはありませんか?
愛犬が飼い主さんや他のペットと一緒に寝たがるのには、愛情や安心感が大きく関わっています。
今回は、愛犬が寝る場所に込められた心理について詳しく解説します。
トイプードルがそばで寝る理由は安心感と愛情
愛犬が飼い主さんにくっついて寝るのは飼い主さんに信頼と愛情を寄せているからです。
特に小型のトイプードルなどの犬種は、飼い主さんの温もりや匂いを感じることで
まるで母犬のおなかにいた頃のような安心しているかもしれません。
飼い主さんの鼓動や息づかいが、犬にとっては子犬時代を思い出す心地よいリズムなのです。
飼い主さんの足元や体の一部にぴったり寄り添って寝る犬は飼い主さんを支えたい、守りたいと考えている場合もあります。
「何かあれば自分が助ける」という心意気で、飼い主さんの近くで寝る姿は頼もしくも感じられますね。
また、愛犬が飼い主さんに背中やお尻をくっつけてくることもありませんか?
背中を預ける行動は、飼い主さんへの強い信頼の証であり愛犬にとって飼い主さんは「安心できる存在」なのです。
【トイプードルが飼い主さんを守ろうとする心理】
犬の祖先であるオオカミの行動として、リーダーを守るために足元で寝る習性が見られます。愛犬も本能的に、飼い主さんを「守りたい」という気持ちから足元を選んでいるのかもしれません。
愛犬が飼い主さんの近くで寝る姿には可愛らしく思わず微笑んでしまいますよね。
枕元で寝る犬は「見守りたい」気持ちの表れ
特に飼い主さんの枕元で寝ることが多い犬は、飼い主さんを「守るべき存在」として感じていることが多いようです。これは、犬が飼い主さんの異変にすぐ気づけるように近くで寝ているとも考えられます。
飼い主さんの顔のそばで寝る愛犬は、飼い主さんが安心して眠れるようにそばにいてくれているのかもしれません。
飼い主さんの足元で寝る犬の気持ち
足元は、飼い主さんと対等な関係に近い犬が好んで選ぶことが多い寝場所です。
背中や足先など体のどこかを飼い主さんにくっつけることで「大好きな人をそばで感じていたい」という気持ちが表れています。
また飼い主さんが動いたときにすぐ対応できる位置でありながら、自分のスペースも確保できる場所ですので、独立心が強めの犬にも向いている寝場所です。
飼い主さんの胸やお腹の近くで寝る理由
飼い主さんのお腹や胸の上で寝るのは、安心感や温もりを求めているからです。
人間の心臓の鼓動は、母犬のお腹にいた頃を思い出させ、深い安心感を与えます。
また、お腹や胸は体温が高く、さむがりなトイプードルにとって特に心地よい場所です。
さらに、飼い主さんへの信頼や愛情の表れとしてそばで眠ることで、「ここが一番安全」と感じているのでしょう。
飼い主さんを独り占めしたい甘えん坊な気持ちも、表れています。
ベッドの下で寝る犬の心理
トレーニングによってベッドに上がることを許されていない犬や、飼い主さんに従順な犬は、ベッドの下や近くで寝ることが多いです。ベッドのすぐそばで寝ることで、「飼い主さんのそばにいたい」という気持ちを示しているのです。
朝、飼い主さんが起きると入れ替わりでベッドに上がる犬もいます。飼い主さんの匂いやぬくもりが残っているベッドで寝ることで、飼い主さんの存在を感じ、安心して眠れるのでしょう。
犬にとっての「安心して眠れる場所」とは?
犬は「家族全員を見渡せる場所」や「安全で静かな場所」を寝場所として好みます。
時には一見「ひとりになりたいのかな?」と思うような場所で寝ていることもありますが、それは家族の気配を感じながらリラックスできる場所を選んでいることが多いのです。
一緒に寝ることのリスクと注意点
愛犬と一緒に寝るのは幸せなひとときですが、いくつかの注意点もあります。
1. 主従関係が崩れる可能性
犬が飼い主さんのベッドで寝るのを当たり前に感じるようになると、主従関係が曖昧になってしまうことがあります。特に小型犬でもリーダーシップを感じてしまうと、しつけが難しくなる可能性があるため、愛犬が一緒に寝ることは「特別な許可」であることを意識すると良いでしょう。
2. 分離不安のリスク
一緒に寝る習慣がつきすぎると、飼い主さんと離れることに強い不安を感じる「分離不安症」になるリスクが高まります。吠え続けたり物を壊す行動が見られる場合は要注意です。分離不安症を防ぐには、愛犬の小さなアピールにすぐ応じず、適度に距離を保つことが大切です。また、毎日一緒に寝るのではなく、ひとりで寝る練習も取り入れると良いでしょう。
3. ベッドから落ちるリスク
特にトイプードルなどの小型犬の場合、ベッドからの落下によるケガのリスクも考えられます。
寝返りや犬が夢中で動くことで落ちてしまうことがあるため、ベッドの下にクッションやペットマットを敷くなどの対策を取ると安心です。
トイプードルが安心して眠れる工夫
クッションや毛布を活用
ベッドの周りにクッションを置いたり、愛犬が落ちても大丈夫な環境を整えておきましょう。
また、ベッドの近くに専用の寝床を用意することで、飼い主さんに近づきすぎずとも安心して眠れる環境を提供できます。
ひとりで寝る練習
どうしても分離不安が心配な場合には、少しずつひとりで寝る習慣をつけていくことも大切です。少しずつ距離を取るなど、段階を踏んで練習を続けることで、愛犬も自立心を持てるようになります。
まとめ
愛犬が飼い主さんに寄り添って寝るのは、愛情や安心感を求める自然な行動です。
しかし主従関係の崩れや分離不安、落下によるケガのリスクも考えられるため工夫が必要です。
専用の寝床を用意したりクッションで安全対策をしたりすることで、愛犬が安心して眠れる環境を整えてあげましょう。寝る場所から「大好き」という気持ちが伝わってくる愛犬を見守り絆を深めてくださいね。
コメント