玄関のチャイムが鳴ると、愛犬が激しく吠えてしまい困っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、その行動には愛犬なりの理由があることをご存知でしたか?
愛犬の気持ちを理解しながら、適切にしつけることで、解決することができます。
今回は、玄関チャイムで吠える愛犬のしつけ方について、具体的な方法をご紹介します。
一緒に愛犬との信頼関係を深めながら、楽しくトレーニングを進めていきましょう♪
愛犬が玄関チャイムで吠える理由を知ろう
愛犬がチャイムの音に反応して吠えるのは、いくつかの理由が考えられます。
生まれつきの習性からくるもの
犬はもともと、家族や自分のテリトリーを守ろうとする習性があります。チャイムの音は「誰かが家に近づいている」というサインなので、愛犬はそれに反応して吠えてしまいます。特に見知らぬ人が来ると感じると、「大丈夫かな?」と警戒して吠えるのです。
恐怖や不安からの吠え
突然の音に対して不安や恐怖を感じることもあります。過去に怖い経験をしたり、社会化が十分にされていない場合、チャイムの音に過敏に反応してしまうことがあります。「何か怖いことが起こるのでは」と感じて吠えているのかもしれません。
喜びや興奮による吠え
来客、人に会えることが嬉しくて興奮し吠えてしまうこともあります。「誰か来た!遊んでもらえる!」という気持ちが抑えきれず、声に出てしまうのです。特に人懐っこい性格の犬やエネルギッシュな犬種に多く見られます。
玄関チャイムで吠えた時のしつけ方
チャイムの音に慣れさせる
まずは、チャイムの音に慣れさせることが大切です。
その方法は録音したチャイムの音を小さな音量で再生し、愛犬が反応しなければおやつを与えて褒めます。
これを繰り返し、徐々に音量を上げていきます。
愛犬が音に慣れてきたら、実際のチャイム音でも同じように練習します。
チャイムの音に対する警戒心を減らしていくことができます。
基本的な指示をしっかり教える
「お座り」や「待て」などの基本的なコマンドをしっかりと覚えさせましょう。
チャイムが鳴ったらすぐに指示を出し、愛犬が従ったらたっぷり褒めてご褒美をあげます。
これにより、チャイムの音が指示に従う合図となり、吠える代わりに落ち着いた行動が取れるようになります。
安心できる場所で待たせる
愛犬にとって安心できる場所(例えばハウスやクレート、憩いスペースなど)が常時お家の中にある事が大切です。「チャイムが鳴ったらそこに行く」という習慣をつけます。「ハウス」のコマンドを教え、成功したら褒めてご褒美を与えます。
ハウスにカバーをかけて視界を遮ると、よりリラックスできます。
無視する
愛犬が吠えた時に反応せず、無視することも効果的です。飼い主さんが焦って声をかけると、愛犬はそれを注目してもらえたと感じ、吠えが強化されてしまいます。
吠えても何も起こらないと理解させることで、次第に吠える行動が減っていきます。ただし、吠え止んだらすかさず優しく声をかけて褒めてあげましょう。
来客と練習する
友人や家族に協力してもらい、実際の来客シチュエーションで練習します。チャイムが鳴ったらコマンドを出し、愛犬が落ち着いて行動できたら褒めてご褒美を与えます。来客にも愛犬が落ち着くまで無視してもらい、興奮させないように注意してもらいましょう。
しつけのポイント
成功したらたくさん褒めてご褒美を与える
愛犬が望ましい行動を取ったときは、大げさなくらいに褒めてあげましょう。おやつやおもちゃを使ってご褒美を与えると、愛犬は「この行動をすると良いことがある」と学びます。
家族みんなで同じしつけをする
家族全員が同じルールや言葉を使って、しつけを行いましょう。
これはできているようで意外に知らない方も多く、誰か一人でも違う言葉を使うと愛犬が混乱してしまいます。統一した言葉・方法でみんなで協力し愛犬に一貫したメッセージを伝えることが大切です。
焦らず根気よく
トレーニングは時間がかかることもあります。すぐに結果が出なくても焦らず、愛犬のペースに合わせて続けていきましょう。根気よく取り組むことが成功の鍵です。
まとめ
愛犬が玄関チャイムで吠えるのは、本来は本能や感情からくる自然な行動です。
愛犬の気持ちを理解しながら、適切なしつけを行うことで、問題はきっと解決できます。
愛犬との信頼関係を深めながら、一緒に楽しくトレーニングを進めていきましょう♪
きっと、お互いにとって心地よい生活が待っています。
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