トイプードルって、そのふわふわでかわいい見た目や、賢い性格が人気ですよね。でも、愛犬と楽しく過ごすためには健康面にも気をつけてあげたいもの。今回は、トイプードルでよく見られる「逆くしゃみ」についてご紹介します。
犬の逆くしゃみってなに?
普通のくしゃみとちょっと違う症状です。急に「フガフガ」「ブーブー」といった音を立てて、まるで何かを鼻や喉に詰まらせたような仕草を見せます。このとき、口は閉じていることが多く、鼻から勢いよく息を吸い込む姿が特徴的です。見ているとちょっと心配になりますが、ほとんどの場合すぐに収まります。
初めて目にすると「大丈夫かな?」と不安になりますが、逆くしゃみ自体は命に関わるものではありません。ただ、頻繁に起きたり、長時間続く場合は注意が必要です。
トイプードルに多い理由は?
どうして?
トイプードルは、小型犬特有の体の特徴が影響して、逆くしゃみをしやすいと言われています。
特に鼻が小さくて気道が狭いことが、逆くしゃみを引き起こしやすい要因です。
また、トイプードルはアレルギー体質や興奮しやすい性格の子も多く、これも逆くしゃみが起きる一因になります。
逆くしゃみの症状
「逆くしゃみ」の症状とは?以下のような症状や行動と認識しておきましょう。

- 1.鼻から「ズーズー」「グーグー」という音を立てる
- 2.首を伸ばして、鼻を広げながら一生懸命息を吸おうとする
- 3.呼吸が一瞬だけ苦しそうに見える
- 4.発作のように繰り返し息を吸い込む
- この症状は通常、数秒から1分ほどで収まり、終わると何事もなかったかのように元気に戻ることがほとんどです。
犬の逆くしゃみの原因って?

「逆くしゃみ」の原因はさまざまですが、主に以下のようなことが考えられます。
1.環境の影響
ホコリや花粉、香水の匂いなどの刺激物
急な気温の変化
2.体の特徴
鼻腔や喉の粘膜の過敏性
鼻が短く気道が狭いこと
3.行動や状況
興奮したときやストレスを感じたとき
首輪がきつくて喉が圧迫された場合
4.病気の可能性
アレルギー
呼吸器の感染症
鼻や喉に異物が入った場合
逆くしゃみが起きたらどうする?

逆くしゃみが起きたとき、飼い主さんが冷静に対処するのが一番大事です。
以下の方法を試してみてください。
1.まずは安心させる
愛犬を優しくなでて、「大丈夫だよ」と声をかけてあげましょう。
飼い主さんが落ち着いていると、愛犬もリラックスしやすくなります。
2.鼻を軽く押さえる
鼻を優しくふさいで、口で呼吸をさせるように誘導すると、症状が治まることがあります。
3.喉をなでる
喉を優しくマッサージすると、筋肉がリラックスして息がしやすくなる場合があります。
4.新鮮な空気を吸わせる
部屋の窓を開けたり、外に出たりして、新鮮な空気を吸わせてみましょう。
病院に行った方がいい場合
以下の場合は、動物病院で診てもらうことをオススメします。
1.逆くしゃみが頻繁に起きる
2.一度の発作が数分以上続く
3.他の症状(咳、鼻水、食欲不振など)が見られる
4.異物を飲み込んだ可能性がある
※症状を動画に撮っておけば、診察時に役立ちますのでこちらもオススメです。
日常でできる予防策

逆くしゃみを完全に防ぐことは難しいですが、以下の工夫で発生を減らせることがあります。
1.部屋を清潔に保ち、ホコリや花粉を減らす。空気清浄機を使うのもオススメです。
2.刺激物(香水やスプレーなど)の使用を控える
3.散歩には首輪ではなくハーネスを使って喉への負担を軽減する
4.室内の湿度を適切に保つ(加湿器や濡れタオルを活用)
まとめ
トイプードルの逆くしゃみは、見ていると心配になりますが、多くの場合心配いりません。ただ、頻繁に起きたり他の症状がある場合は、早めに動物病院で相談しましょう。
愛犬が快適に過ごせるよう、日頃から環境を整えたり、健康に気を配ったりすることが大切です。逆くしゃみが起きても、慌てず冷静に対応してあげてくださいね。
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