犬の健康によいドッグフードの選び方

ドッグフードの選び方 トイプードル

犬は飼い主さんが与える食事によって健康維持ができます。愛犬がずっと健康であり続けるためには、与える食事について正しい知識が必要です。この記事では、犬の食事のあげ方、特に犬の主食である健康によいドッグフードの選び方についてご紹介します。

犬の健康のための食事のあげ方

犬の健康的な体をつくるのは食べ物です。
まずは、犬の食事のあげ方について、基本を押させておきましょう。

タンパク質が重要

犬にとって最も大切な栄養素は動物性タンパク質ですので、良質な肉を使用しているドッグフードを与えましょう。

1日2食

犬は1日2食が基本です。成犬は1日2食で、子犬の時は3~4回に分けて与えてください。
シニア犬も、量が減ってきたら3~4回に分けて与えると良いでしょう。

人間の食べ物は与えない

愛犬の欲しがっている姿を見ていると、与えたくなりますが、人間の食べ物は塩分、糖分、脂肪分が多いため愛犬の体に悪影響を及ぼしますので与えないでください。

犬が必要な3大栄養素

ドッグフードの選び方

タンパク質

タンパク質は筋肉、骨、内臓、血液などの体の構成成分になります。20種類のアミノ酸によって構成され、そのうち10種類は「必須アミノ酸」で犬の体内で合成できないため食事から摂取する必要があります。肉や魚などの動物性タンパク質に含まれています。

炭水化物

炭水化物は糖質と食物繊維で構成されています。糖質は、体内に消化吸収され犬が運動するエネルギー源となり、食物繊維は腸の運動を活発にさせ腸内環境を整えるのに役立つ栄養素です。

脂質

脂質は、エネルギー源になります。ホルモンや細胞膜、核膜の構成に必要な栄養素で、毛艶をよくし、皮下脂肪として体温保持、内臓を保護する働きがあります。
愛犬の健康を考えて食事を与えるとなると、必要な栄養素がバランスよく配合されている「総合栄養食」のドッグフードを主食とすることがオススメです。

意外と知らない、健康によいドッグフードの選び方

ドッグフードの選び方

スーパーやホームセンターなどに数多くのドッグフードの商品が並んでいますが、安くて、量が多い、愛犬の好き嫌い、食いつきが良いなどで選んでいませんか?
犬は飼い主さんが与える食事によって健康維持ができますので、ドッグフードの成分表示(フードラベル)を確認しご納得した上で購入することが重要になります。そのポイントをご紹介します。

「総合栄養食」を選びましょう

総合栄養食はペットフード公式取引協議会の基準を満たした商品で、それと水だけで必要な栄養を取ることができるようになっています。
「総合栄養食」は商品の成分表示に次のように表示されています。
「この商品は、ペットフード公正取引協議会の定める分析試験の結果、総合栄養食の基準を満たすことが証明されています」または「この商品は、ペットフード公正取引協議会の定める給与試験の結果、総合栄養食であることが証明されています」

成分表示を確認する

日本には「ペットフード安全法」という法律があり、ペットの健康に悪影響を及ぼすペットフードの製造や輸入、販売は禁止され、2009年6月1日から施行されています。国内で販売されるペットフードには以下の5つを記載することが義務づけられていますので成分表示を確認して愛犬にあったフードかどうか確認しましょう。

・ペットフードの名称
・賞味期限
・原材料名
・原産国名
・事業者名及び住所

肉の質が高いペットフードを選択する

成分表示の原材料の欄を確認し、肉が多く含まれているドッグフードを選びましょう。
含まれる順に書かれていますので、肉類から記載されているものを選びしっかりタンパク質をとるようにしましょう。
肉の品質にも粗悪なものがありますので安いドッグフードには注意が必要です。
特に、「◯◯ミール」の記載には注意が必要です。
「ミール」というのは、食肉にならないクズ肉や内蔵、骨、皮、頭などを乾燥して粉にしたもので、鳥の場合は羽やくちばし、トサカ、毛皮、糞尿まで利用されることもあります。
商品の原価を安くしたいため人用には使用しない「4Dミート」を使用していることもあります。

【4Dミール】
・Dead  :死んだ動物の肉
・Dying  :死にかけの動物の肉
・Diseased:病気の動物の肉
・Disabled:障害のある動物の肉

有名メーカーのドッグフードと比較して安すぎる場合は、購入しないほうがよいでしょう。

香料や着色料には注意する

ドッグフードの選び方

犬は嗅覚が優れているため、匂いによって食欲が促進されます。ドッグフードの食いつきをよくするためや原材料の粗悪な肉の匂いを紛らわすために香料を使用しています。
着色料は、飼い主さんの目をひくように彩りよく「美味しさ」をアピールするために使用されていますが、色料のいくつかは発ガン性が認められ、アレルギーの原因と指摘されています。特に赤色〇〇号、青色〇〇号は毒性が強いです。犬は色を識別できないため犬の健康には必要はありませんので購入するのを控えましょう。

有害な添加物には注意する

賞味期限を長くするためには保存料が必要になりますし、日がたつと酸化が進みますので酸化防止剤も必要ですが、強力な酸化防止剤であるエトキシキンは、人には使用禁止の添加物です。BHA(ブチルヒドロキシアニソール)BHT(ブチルヒドロキシトルエン)は発ガン性が指摘されています。添加物はできるだけ少ないものを選びましょう。

まとめ

ドッグフードの選び方

犬は飼い主さんが与える食事によって健康維持ができます。
愛犬にいつまでも健康でいてもらうため、食事について正しい知識をもち、愛犬の健康を守ってあげてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました