トイプードルの子犬を迎えた時に知ってほしい社会化期とは!?

トイプードルのモデル犬の子犬トイプードル

子犬を迎えた時、愛犬とドックカフェに行ったり、一緒に旅行にいきたい、友好的な犬になってほしい、しつけをして人に吠える、噛むなどしないお利口さんの犬になってほしいなどの願いがあると思います。
特に吠える、噛むなど人に迷惑をかけないようにするために子犬を迎えた時に知ってほしい、社会化期と、早期にしてもらいたい経験をご紹介します。

社会化について

犬のしつけで大切なことのひとつが「犬の社会化」です。
社会化とは人間社会の様々な刺激、環境に犬を慣らすことです。
昔は、犬は番犬として飼われており、人間の安全を守るために犬が大きな声で吠えて、不審者を威嚇し、主人に異常を伝えるために飼われていました。
そのため、社会化という考え方はありませんでしたが、現在は、番犬ではなく家族として迎えられているため、犬と幸せに暮らすために犬は社会性を身につけなくてはなりません。
人間の社会の環境と刺激に慣れさせることで、犬も人も幸せに暮らせるようになります。

社会化できてない犬ってどんな犬?

社会化できてない犬は、落ち着かず、興奮しやすく、臆病な成犬に育ちやすいと言われています。

・見知らぬ人に対しひどく吠える
・他の犬に対してひどく吠えたり、怯えたりする
・知らない場所に行くと興奮する
・音に対して敏感に反応して落ち着きがなくなる など

犬が社会化できていないと、さまざまな問題行動を起こしやすいため、人にも迷惑をかけ、犬にとってもストレスになります。

社会化期について

犬は経験を通じて生涯社会化を続けます。
特に個体差がありますが生後3週間~14週間(生後3カ月半)までを「社会化期」と呼ばれています。
この時期は好奇心が旺盛でスポンジのように新しいことをどんどん学んで吸収しますので「社会化期」で体験したことには順応しやすい傾向があります。
社会化された犬になるには、社会化期の過ごし方がとても大事で、犬と幸せな暮らしをするために、ぜひ早い段階から様々な経験をさせてあげましょう。
犬を家族に迎え入れたタイミングはすでに、社会化期が終わっていた、ということも多く見られますが、社会化期を過ぎたからといって社会化できてない犬になることはなく、少しずつ慣らしていくことで落ち着いた社会化のある犬になります。

犬の社会化期に、一体何を経験させたらいいの?

~外の景色や音に徐々に慣れさせていきましょう~
車が通り過ぎる音やインターホンの音、家族以外の人、他の犬といった、犬が警戒心を持ちやすいものがたくさんあります。
こういった、犬にとって「ストレス」となりうることに少しずつ慣れさせておくことが、成長してから出会う様々なストレスへの耐性をつけることにつながります。
社会化期に子犬を部屋から出さないでいると、成犬になっても初めて見るものや聞き慣れない音に過敏に反応して、むやみに吠えたり、興奮しやすくなる場合もありますので外の景色にも慣れてもらうため、抱っこして散歩に連れていき色々な経験をさせてあげることをオススメします。
ワクチンはまだ完了していない時期であったとしても、社会化期に、感染症にかかるリスクを避けられる方法でたくさんの経験を積ませてあげることが大事です。

生まれつき怖がりの臆病タイプもいるので無理やり体験させるのではなく、愛犬が楽しく過ごしているか確認しながら徐々に慣らしていきましょう。

家族以外の人に慣れさせる

家族以外の人に慣らすのも大事なことですので、近所の人や子犬をみて「かわいい!」と言ってくれる人にフードを渡して愛犬に食べさせてもらったり、触れてもらうこともオススメです。

他の犬に慣れさせる

できるだけ散歩中など他の犬と一緒に遊ばせる時間をもち、犬同士の付き合い方を学びましょう。

他の犬との遊ぶ機会がない場合は、動物病院やペットショップなどで開催される子犬を対象とした「パピーパーティ」と呼ばれる交流場所があるので参加してみるのもよいでしょう。

環境に慣れさせる

犬は音に敏感です。
車やバイクが通りすぎる音、お客さんが来たときに鳴らすインターホンの音、掃除機の大きな音などにも少しずつ慣らしていくようにしましょう。

・車、バイクなどの音に慣れさす

交通量の少ない場所から、徐々に交通量の多い場所を見せるようにして少しずつ慣らします。

・インターホンの音

インターホンの音は、子犬にとっては刺激的です。慣れさせないと、チャイムが鳴るたびに吠えて近所迷惑になりますので協力者にチャイムがなったら、フードをあげ「チャイムが鳴ると」いいことが起こるようにし、毎日慣れさせるようにすると良いです。

・掃除機の音

大きな音をたてながら、動きまわる物体は、子犬にとっては恐怖の対象です。
慣れさせないと、掃除機をするたびに吠えまくることになりますので始めは掃除機をみるだけにし、次に遠くで掃除機の音を出し、慣れてきたら徐々に近づいていくように段階的に慣らしていきましょう。
子犬は、音に反応して、食べることや遊びが中断してしまうこともあります。これを理解し子犬が怖がらないように、徐々に小さい音から慣れさせていくようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?
犬と幸せに暮らすために犬は社会化を身に着けることが必要です。
愛犬の社会化は飼い主さんのトレーニング次第です。
犬の成長は早いため、あっという間に「社会化期」が過ぎてしますのでトレーニングが最もしやすい「社会化期」を見逃さずに、飼い主さん以外の人や生活音などに慣れさせていきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました