トリマー トリミングサロンの就職先の選び方

トリミング トリマートイプードル

トリミングサロンにはさまざまなタイプがあります。
トリマーとしての仕事は、一人一頭での犬を丁寧に仕上げる場合と、スピード重視のチームで作業を分担する分担制のお店があります。
専門学校を卒業後、ペットサロンに入社けど、思ったことと違う。毎日シャンプーばかり辛いというという声もよく聞きます。
今回は、トリミングサロンの就職先の選び方についてご紹介します。

一人一頭仕上げのスタイル

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一人一頭仕上げのスタイルは、トリマーは一頭の犬に集中し接客からカットスタイルのヒアリング、カット犬種のシャンプーカット、最後のお迎えまでの仕上げを1人で行うスタイルになります。この方法は、トリマーと犬との信頼関係を築きながら、1人ひとりのお客様のニーズに応えることができます。
トリマーはお客さまのワンちゃんの性格やコンディション、骨格、飼い主さんの好みのカットなどを把握しカットを行います。
ワンちゃんとの一体感を大切にし、ストレスを最小限に抑えることができるメリットがあります。
時間をかけて丁寧な仕上がりを重視しているため頭数が制限される場合があります。

分担制の場合

トリミングテーブル

分担制の場合では、トリマーの仕事はシャンプーやブラッシングなどの下準備と、カットに分かれることがあります。
専門学校の新卒はシャンプー担当、カット担当者はドライヤーが終わったタイミングで、新人から仕事を引き継ぎ、カットを行う。
カットは限られた数名のトリマーが行い、お客様のお迎え対応は、カット担当者が行います。
新人さんは経験を積みながらシャンプーからスキルを磨くことができ、経験豊富なトリマーさんは高度な技術をいかしてクオリティの高い仕上がりを目指します。
シャンプーとカットの分担性は、スピード重視で頭数をたくさんこなすお店が採用しているスタイルです。

「一人一頭仕上げ」「分担制」あなたはどっち?

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どちらの方法が適しているかは、トリマーさん自身の技術やサロンの方針によって異なります。
一人一頭仕上げの場合は、ワンちゃんや飼い主さんとの信頼関係を築きながら丁寧なケアを提供できます。
分担制の場合は効率的な作業が可能であり、より多くの犬のトリミングができます。
あるトリミングサロンでは、新人トリマーは1〜2年間、シャンプー専任というスタイルを採用しており、その期間は、シャンプーの技術を習得する期間です。同期で専門学校を卒業した友人の中には、すでに一人一頭のペットを仕上げることができるようになっている人もいるため、一部のトリマーは不安を感じることもあります。

トリマーとしての技術を身につけるには、数年の時間がかかるもので一人前になるまで、日々の努力と継続が必要であり、決して簡単で楽しいことばかりではありません。
将来の姿を想像する際には、今の職場で3年や5年が経過した時に、自分がどのように成長しているかを想像することが重要です。

就職先別でのトリミングの特徴

トリマーとしてのキャリアを築く際には、適切なトリミングサロンを選ぶことが重要です。
各就職先のトリミングについてご紹介します。

トリミングサロン(小規模)の場合

少人数で運営されておりアットホームな雰囲気が特徴です。お客さんとのコミュニケーションが密でニーズに合わせたトリミングが提供されます。
トリマーは一人一頭仕上げを採用しているサロンが多く、一頭一頭の犬に対して丁寧なケアが行われトリマーは犬の個性やお客さんの好みを理解し、犬のストレスを最小限に抑えながらトリミングを行います。

トリミングサロン(大手)の場合

多くのペットを同時に受け入れるために、分担制やチームワークを重視する傾向があります。
一人一頭仕上げのトリミングを行う場合、トリマーが1頭の犬に専念して丁寧なケアを行うため、時間と手間がかかるため、大手サロンではスケジュールや利益の観点から採用されることが少ないです。
代わりに、複数のトリマーやアシスタントが協力して、効率的に多くの犬を同時にトリミングする分担制が一般的であると言えます。

ペットショップの場合

ペットショップでのトリマーの役割は、犬や猫などの日々の手入れやトリミングに加えて、ペット用品の調達や販売、さらには飼育管理なども求められる場合があります。同時に、来店されたお客様への接客対応も重要な業務となります。

動物病院の場合

動物病院でのトリマーとしての仕事内容は、動物の健康や体調に関するケアや知識が重要です。ペットショップやトリミングサロンとは異なり、病気や高齢のペットへの対応が主な業務となる傾向があります。また、動物病院では飼い主が不安な状況で訪れることが多いため、丁寧な接客や説明が求められます。
ケガや健康上の懸念を抱えるペットが回復したときには、トリマーとして大きな喜びや達成感を感じることができます。このような瞬間が、動物病院で働くトリマーとしての使命感ややりがいを感じられます。

動物病院併設のトリミングサロン

ブリーダーの場合

ブリーダーは特定の犬種に特化したトリミング技術を磨くことができます。犬種ごとの特有の特徴や毛質を理解し、それぞれの犬種に合ったスタイリングを提供しスキルを磨くことで、専門性を高めることができます。

まとめ

いかがでしたか?
「一人一頭仕上げ」、「分担制」もそれぞれ、メリット・デメリットはありますが、トリマーとして働く際には、自身のスキルやお店の方針に合った方法を選ぶことが重要です。

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