トイプードルの散歩、時間や頻度で迷っていませんか?
実は小型犬でも意外と体力があり、1日2回、計40分ほどの運動が理想的です。
この記事では適切な距離の目安から、歩かない時の対処法まで詳しく解説します。
トイプードルに散歩が必要な理由と開始時期

初めてトイプードルを迎えた飼い主さんから、よくこんな質問をいただきます。
確かにチワワなどの超小型犬に比べれば、家の中だけでも運動量を確保しやすいのは事実です。
しかし、トイプードルにとって散歩は単なる運動のためだけの時間ではありません。
実は、心身の健康を保つために、毎日の散歩は欠かせない大切なルーティンなのです。
ここでは、なぜトイプードルに散歩が必要なのか、そして子犬を迎えた場合にいつから外に出していいのか、その具体的な理由とタイミングについて詳しく解説していきます。
運動不足の解消とストレス発散効果
トイプードルはその愛らしい見た目とは裏腹に、もともとは水辺で鴨などの獲物を回収していた狩猟犬(水猟犬)をルーツに持っています。
そのため、非常に活発で体力があり、高い運動能力を秘めている犬種です。
室内でボール投げをするだけでは、彼らの持っているエネルギーを完全に発散させることは難しい場合が多いでしょう。
もし散歩に行かずにエネルギーが余ってしまうと、そのストレスはさまざまな問題行動として現れることがあります。
例えば、家具をかじったり、無駄吠えが増えたり、自分の手足を執拗に舐めたりする行動は、運動不足によるストレスサインかもしれません。
外の世界には、家の中にはない刺激がたくさんあります。
草の匂いを嗅いだり、風を感じたり、土の感触を確かめたりすること自体が、犬にとっては最高のリフレッシュになるのです。
また、太陽の光を浴びることで幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が分泌され、情緒が安定しやすくなるというメリットもあります。
「最近ちょっとイタズラが多いな」と感じたら、散歩の時間を少し長くしてみるだけで、家での様子が驚くほど落ち着くこともありますよ。
社会性を身につけるための重要な機会
散歩のもう一つの大きな目的は、「社会化」です。
社会化とは、犬が人間社会の中で暮らしていくために、さまざまな環境や刺激に慣れておくことを指します。
トイプードルは賢く感受性が豊かなため、外の世界を知らないまま育つと、極度の怖がりになったり、知らない人や犬に対して攻撃的になったりすることがあります。
散歩中に次のような経験を積み重ねることが、社会性を育むトレーニングになります。
- すれ違う車の音やバイクの音を聞く
- 工事現場の音や子供の声に慣れる
- 他の犬の匂いを嗅ぐ、姿を見る
- 家族以外の人間に会う
特に大切なのは、「外の世界は怖くない場所だ」と教えてあげることです。
必ずしも他の犬と仲良く遊ばせる必要はありません。
「世の中には自分と飼い主さん以外にも、いろんな人や犬がいるんだな」と理解させるだけで十分です。
散歩を通じていろいろな刺激に慣れている子は、ドッグカフェや旅行に行った際も落ち着いて過ごせるようになりますし、万が一の災害時や入院時にもパニックになりにくくなります。
愛犬が将来、どこへ行っても愛されるマナーの良い子になるために、毎日の散歩は最高の学習機会なのです。
子犬の散歩デビューはワクチン接種後いつから
子犬を迎えたばかりの飼い主さんが一番悩むのが、「いつから散歩に行っていいのか」というタイミングですよね。
早すぎると感染症のリスクがありますし、遅すぎると社会化の重要な時期(生後3ヶ月〜4ヶ月頃までの社会化期)を逃してしまいます。
基本的には、「最後の混合ワクチン接種を終えてから2週間後」が地面を歩かせる散歩デビューの目安です。
ただし、それまでは一歩も外に出てはいけないわけではありません。
獣医師の多くは、ワクチンプログラムが完了する前でも「抱っこ散歩(抱っこで外気浴)」を推奨しています。
地面に降ろさなければ感染症のリスクは低く、外の空気や音に慣れさせることができるからです。
以下に、一般的な散歩デビューまでのスケジュールを目安としてまとめました。
| 時期・タイミング | 散歩のスタイル | 注意点とポイント |
|---|---|---|
| 2回目・3回目のワクチン接種前 | 抱っこ散歩のみ | 地面には絶対に降ろさないようにしましょう。 家の近所を5分〜10分程度抱っこして歩き、外の音や匂いを体験させます。 優しく声をかけながら、安心させてあげてください。 |
| 最終ワクチン接種直後 | 抱っこ散歩またはカート | まだ体内に十分な抗体ができていない時期です。 引き続き地面には降ろさず、抱っこやペットカートで外の世界を見せてあげましょう。 他の犬との接触は避けてください。 |
| 最終接種から2週間後 (獣医師の許可後) |
本格的な散歩デビュー | いよいよリードをつけて地面を歩かせます。 最初は家の前など静かな場所からスタートし、数分程度で切り上げます。 無理に歩かせようとせず、おやつを使って楽しく誘導しましょう。 |
ワクチンの接種回数(2回か3回か)や時期は、その子の健康状態や動物病院の方針によって異なります。
自己判断で地面を歩かせてしまうと、パルボウイルスなどの恐ろしい感染症にかかるリスクがあるため大変危険です。
必ずかかりつけの獣医師に「もう散歩に行っても大丈夫ですか?」と確認してから、本格的な散歩をスタートさせてください。
初めて自分の足で外を歩く日は、飼い主さんにとっても愛犬にとっても記念すべき日になります。
焦らずゆっくりと、外の世界の楽しさを教えてあげましょう。
トイプードルに適切な散歩の時間と頻度と距離

「うちの子、散歩が足りているのかな?」 「逆に歩かせすぎて関節を痛めないか心配……」
トイプードルと暮らしていると、こんなふうに悩んでしまうことってありますよね。
小型犬とはいえ、トイプードルはもともと狩猟犬のルーツを持つ活発な犬種です。
見た目の愛らしさとは裏腹に、意外と体力があることに驚かされる飼い主さんも多いはずです。
だからといって、大型犬のように何時間も歩く必要はありません。
大切なのは、トイプードルの華奢な骨格や体力に合わせた、ちょうどいいバランスを見極めることです。
ここでは、具体的な数字や目安を出しながら、今日から実践できる散歩のルールを解説していきますね。
1日に必要な散歩回数とトータルの時間
結論から言うと、トイプードルの成犬にとって理想的な散歩量は、1日2回、1回あたり15分〜30分程度が目安です。
1日のトータルで言えば、30分から1時間くらい確保できれば十分な運動量になります。
「えっ、毎日2回も行かなきゃダメ?」と、少しプレッシャーに感じてしまったかもしれません。
でも、安心してください。 これはあくまで理想の目安であって、絶対に守らなければならない義務ではないんです。
トイプードルは賢く、飼い主さんの感情を敏感に察知します。
「行かなきゃ」と義務感でイライラしながら歩くよりも、週末にまとめてドッグランで遊んだり、雨の日は室内でボール遊びに切り替えたりする柔軟さがあって大丈夫です。
ライフステージごとの目安を表にまとめましたので、参考にしてみてください。
| ライフステージ | 散歩の頻度(目安) | 1回あたりの時間 | 目的とポイント |
|---|---|---|---|
| 子犬期 (ワクチン接種後〜) |
1日1〜2回 | 5分〜10分 | 社会化がメイン。外の音や匂いに慣れさせる練習期間です。 |
| 成犬期 (1歳〜7歳頃) |
1日2回 | 20分〜30分 | 運動とストレス発散。匂い嗅ぎの時間も大切にしてあげましょう。 |
| シニア期 (7歳以降〜) |
1日1〜2回 | 10分〜20分 | 気分転換。体調に合わせて無理のない範囲で調整します。 |
散歩は単なる運動不足の解消だけではありません。
外の空気を吸い、他の犬の匂いを嗅ぐことは、好奇心旺盛なトイプードルにとって最高のリフレッシュになります。
時間が取れない日は10分だけでも外に出るだけで、愛犬の満足度はぐっと上がります。
成犬と子犬で異なる距離の目安
時間と同じくらい気になるのが「距離」ですよね。
成犬であれば、距離にして1回あたり1km〜2km程度歩くのが一般的です。
人間の足でゆっくり歩いて20分ほどの距離感ですね。
一方で、まだ骨格が完成していない子犬の場合は注意が必要です。 ト
イプードルは膝のお皿が外れやすい「膝蓋骨脱臼(パテラ)」になりやすい犬種です。
子犬の頃から長距離を歩かせすぎたり、坂道や階段を無理に登らせたりするのは足腰への負担が大きすぎます。
子犬の散歩デビュー直後は、距離を気にする必要は全くありません。
家の周りを一周するだけでも、子犬にとっては大冒険です。
まずは「歩くこと」よりも「外の世界は怖くない」と教えることを優先しましょう。
途中で歩かなくなったら、無理に引っ張らずに抱っこして帰ってきても大丈夫です。
成犬になっても、アスファルトの上を延々と歩き続けるのは関節によくありません。
可能であれば、土や芝生のある公園コースを選んであげると、足への衝撃を和らげることができます。
シニア犬や老犬の場合のペース配分
愛犬がシニア期に入ると、寝ている時間が増え、散歩に行きたがらない日も出てくるかもしれません。
「もう歳だから、散歩は控えたほうがいいのかな?」と迷うこともあるでしょう。
しかし、歩けるうちは短い時間でも外に連れ出してあげてください。
足腰の筋力が衰えると、寝たきりになるリスクが高まってしまいます。
また、外の刺激を受けることは脳の活性化につながり、認知症の予防にも効果的です。
シニア犬の散歩で大切なのは、「運動」から「気分転換」へと目的をシフトすることです。
スタスタ歩く必要はありません。 愛犬が立ち止まって匂いを嗅いでいたら、気が済むまで付き合ってあげましょう。
もし自力で歩くのが難しくなってきたら、ペットカート(バギー)を活用するのも素晴らしい方法です。
カートに乗せて公園まで行き、少しだけ土の上を歩かせたり、ベンチで一緒に風を感じたりするだけでも十分な散歩になります。
トイプードルは飼い主さんと一緒にいることが何よりの喜びです。
「歩かないと意味がない」なんて思わず、シニア期ならではのゆったりとした時間を一緒に楽しんでくださいね。


トイプードルが散歩で歩かない原因と対処法

「せっかくお散歩デビューしたのに、一歩も動いてくれない!」
そんな経験をして、途方に暮れている飼い主さんは意外と多いものです。
トイプードルは非常に賢く、感受性が豊かな犬種だからこそ、ちょっとしたきっかけで歩くのを拒否してしまうことがあります。
でも、焦る必要はありません。
歩かないのには必ず理由があり、その子の気持ちに寄り添えば解決策は見えてきます。
ここでは、よくある原因と、明日から試せる具体的な対処法を詳しく解説していきますね。
恐怖心や不安から歩かなくなるケース
家の中では元気いっぱいなのに、外に出た途端に固まってしまう。
これは、外の世界に対する「恐怖心」や「警戒心」が一番の理由かもしれません。
人間にとっては当たり前の車の音、工事の音、知らない人の話し声も、小さなトイプードルにとっては未知の脅威です。
特に社会化期に外の刺激に慣れていないと、地面の感触が変わるだけでも怖がることがあります。
無理に引っ張ると余計に恐怖心を植え付けてしまうので、まずは愛犬が何に対して怖がっているのかを観察することから始めましょう。
| 身体の部位 | 恐怖や不安のサイン | 飼い主さんがとるべき対応 |
|---|---|---|
| 尻尾 | お腹の下に巻き込むように隠す | 優しく声をかけ、その場から少し離れる |
| 耳 | 後ろに倒して頭にぴったりつける | 無理に進ませず、落ち着くまで待つ |
| 足 | 震えている、地面に踏ん張る | 抱っこして安心させ、刺激の少ない場所へ移動 |
| 目 | 白目が見えるほど見開く、視線を逸らす | 目線を合わせすぎず、リラックスした雰囲気を作る |
もし恐怖で動けなくなってしまったら、無理に歩かせようとせず、一度抱っこして落ち着かせてあげてください。
公園のベンチに座って外の空気を吸うだけでも、立派な散歩の練習になります。
「外は怖くない場所だ」と少しずつ教えてあげることが、遠回りのようで一番の近道です。
リードやハーネスの違和感を解消する方法
意外と見落としがちなのが、身につけている道具への違和感です。
トイプードルは体が小さく皮膚もデリケートなので、重たい金具のついたリードや、サイズが合っていないハーネスが苦痛になっていることがあります。
「首輪をつけると固まる」という場合は、首への負担を嫌がっている可能性が高いでしょう。
気管が弱い子も多いので、首輪ではなく体に優しくフィットするハーネスに変えるだけで、急に歩き出すことも珍しくありません。
まずは家の中で、リードやハーネスをつける練習をしてみましょう。
装着した状態でおやつをあげたり、おもちゃで遊んだりして、「これを着けると良いことがある!」と関連付けてあげるのがポイントです。
リードをつけたまま部屋の中を自由に歩かせて、引きずらない程度の軽さのものを選んであげるのも大切ですね。
おやつを活用した歩く練習と誘導テクニック
「どうしても一歩が出ない」という時には、大好きなおやつやフードを使って誘導してみましょう。
食いしん坊な子には特に効果的な方法です。
ただし、ただおやつを見せて釣るだけでは、おやつがないと歩かない子になってしまう懸念もありますよね。
コツは、歩き出した瞬間に褒めてご褒美をあげるタイミングです。
具体的なステップは以下の通りです。
ステップ1:鼻先への誘導
愛犬の鼻先におやつを持っていき、興味を持たせます。
そのまま飼い主さんが半歩下がり、愛犬がついてきたら「いいこ!」と褒めておやつを与えます。
ステップ2:歩きながらの報酬
慣れてきたら、数歩歩くごとに声をかけ、歩いている最中におやつを与えます。
立ち止まってからあげるのではなく、歩いていること自体を褒めてあげるのが成功の秘訣です。
ステップ3:ランダムな報酬
毎回あげるのではなく、3回に1回、5回に1回と、徐々におやつの頻度を減らしていきます。
最終的には、飼い主さんの「楽しいね!」という声かけやスキンシップがご褒美になるようにシフトしていきましょう。
抱っこ癖をつけないためのポイント
トイプードルの愛らしい瞳で「抱っこして」と見つめられると、つい甘やかしたくなってしまいますよね。
しかし、歩かなくなるたびにすぐに抱っこをしてしまうと、犬は賢いので「歩くのをやめれば抱っこしてもらえる」と学習してしまいます。
これが習慣化すると、散歩の目的である運動やストレス発散ができなくなってしまいます。
もし愛犬が立ち止まってしまっても、すぐに抱き上げるのはグッと我慢してください。
安全な場所であれば、リードを短く持たずに少し緩め、飼い主さんは進行方向を向いて待ちます。
愛犬が自分から動き出すのを根気強く待ってみましょう。
そして、自分から一歩でも動いたら、大げさなくらいに褒めてあげてください。
「抱っこ」ではなく「自分の足で歩くこと」が飼い主さんを喜ばせる行動なんだと理解してもらうことが大切です。
もちろん、夏のアスファルトが熱い時や、体調が悪そうな時は別です。
状況を見極めつつ、甘えによる要求なのか、本当に何か理由があるのかを判断してあげてくださいね。
季節や天候に合わせた散歩の注意点

トイプードルと一緒に暮らしていると、日本の四季の変化がどれほど小さな体に影響を与えるか、心配になることも多いですよね。
人間にとっては少し暑い、少し寒い程度でも、地面に近い場所を歩くワンちゃんにとっては過酷な環境かもしれません。
特にトイプードルは暑さにも寒さにもそこまで強くない犬種です。
愛犬の健康を守れるのは飼い主さんだけですから、季節ごとのリスクを正しく理解して対策してあげましょう。
夏の散歩は熱中症とアスファルトの熱に注意

夏の散歩は、まさに命に関わる危険と隣り合わせだと思ってください。
トイプードルは被毛がモコモコしていて熱がこもりやすいですし、何より顔の位置が地面に近いですよね。
私たちが感じる気温よりも、アスファルトの照り返しを受ける犬の体感温度はもっと高くなっています。
日中の散歩は絶対に避けて、早朝や日が完全に落ちた夜間に切り替えることが大切です。
実際に私が散歩に行く前には、必ず手の甲をアスファルトに5秒間押し当てて確認するようにしています。
もし「熱い!」と感じたら、それは愛犬の肉球が火傷してしまう温度です。
夕方になっても地面の熱が冷めていないことはよくありますから、油断は禁物です。
また、湿度が高い日も要注意です。
犬はパンティング(ハァハァという呼吸)で体温調節をしますが、湿度が高いと水分が蒸発せず、うまく熱を逃がせません。
こまめな水分補給はもちろん、首に巻く保冷剤などのクールグッズも活用してみてくださいね。
| 時間帯 | リスクレベル | 対策のポイント |
|---|---|---|
| 早朝(5:00〜6:00) | 低 | まだ地面が熱くなっていない最適な時間です。 |
| 日中(10:00〜16:00) | 高(危険) | 原則として外出は控えて、室内で遊びましょう。 |
| 夕方・夜(19:00以降) | 中 | アスファルトの熱が残っていないか必ず手で確認してください。 |
冬の寒さ対策には服を着せるのがおすすめ
「犬は雪遊びが好きだから寒さに強い」と思っている方もいるかもしれませんが、トイプードルに関しては少し違います。
トイプードルは「シングルコート」と呼ばれる毛の構造をしていて、保温効果のある下毛(アンダーコート)がありません。
そのため、寒さがダイレクトに肌に伝わりやすく、冬の冷え込みは体に堪えるのです。
冬の散歩ではファッションとしてだけでなく、防寒対策としてしっかり服を着せてあげましょう。
特に気温差が激しい朝晩は、暖かい室内から急に寒い外に出ると心臓や血管に負担がかかります。
玄関で少し外の空気に慣らしてから出発したり、準備運動をさせたりするのも良い方法です。
シニア犬の場合は関節が冷えて痛むこともあるので、さらに気を使ってあげてください。
もし散歩中に愛犬がプルプルと震えたり、歩くのを嫌がったりしたら、無理をさせる必要はありません。
すぐに抱っこして温めたり、早めに切り上げて帰宅したりしましょう。
冬場は乾燥もしやすいので、帰宅後の肉球クリームでのケアも忘れないでくださいね。
雨の日の散歩はレインコート活用か室内遊びか
雨の日に散歩に行くべきかどうか、悩む飼い主さんはとても多いです。
結論から言うと、排泄が室内でできるのであれば、無理に雨の中を歩かせる必要はありません。
トイプードルの巻き毛は濡れると乾きにくいですし、体が冷えて風邪をひいてしまうこともあります。
「雨の日はお休み」と割り切って、その分室内でロープ遊びやノーズワークをして頭を使わせるのも立派な運動です。
ただ、外でしかトイレができない子の場合はそうもいきませんよね。
その場合は、体が濡れるのを最小限に防ぐためにレインコートを活用しましょう。
足元までカバーできるタイプだと、帰宅後の泥汚れの処理も楽になります。
雨上がりの散歩も意外と注意が必要です。
水たまりには細菌が含まれていることもありますし、濡れたマンホールは滑りやすくなっています。
関節の弱いトイプードルが転倒して怪我をしないよう、いつも以上に足元に気を配って歩いてください。
散歩中に気をつけたいマナーとしつけ

トイプードルとのお散歩は楽しい時間ですが、同時に「ご近所さんに迷惑をかけないかな」「他のワンちゃんと喧嘩したらどうしよう」という不安もつきものですよね。
特にトイプードルは賢くて感受性が豊かなので、一度興奮スイッチが入るとコントロールが難しくなることもあります。
でも、大丈夫です。
正しい知識とちょっとしたコツさえ掴めば、お互いにリラックスして歩けるようになります。
ここでは、散歩中に起こりがちなトラブルの対処法と、飼い主として守るべきマナーについて具体的に解説していきます。
他の犬や人に吠える時のコントロール方法
散歩中に他の犬やすれ違う人に吠えてしまうのは、トイプードルの飼い主さんが抱える悩みの中でも特に多いものです。
「うちの子、気が強いのかな?」と思われがちですが、実は恐怖心や警戒心から吠えているケースがほとんどです。
まずは、愛犬が何に対して吠えているのかを観察してあげてください。
もし吠えそうになったら、次のステップで落ち着かせてあげましょう。
おやつを使って意識を逸らす「アイコンタクト」
向こうから犬や人が来たと気づいたら、相手とすれ違う前に愛犬の名前を呼びます。
こちらを向いたらすぐにおやつを与えて褒めてあげてください。
これを繰り返すことで、「人や犬が来る=良いことがある(おやつがもらえる)」と学習し、警戒心が和らいでいきます。
大切なのは、吠え始める前に対処することです。
すでに興奮して吠えてしまっている時は、いくら名前を呼んでも耳に入らないことが多いからです。
物理的な距離をとって安心させる
狭い道ですれ違うのは、怖がりなトイプードルにとってかなりのプレッシャーになります。
無理に挨拶をさせようとせず、相手が通り過ぎるまで道の端に寄って待機するのも立派なしつけです。
飼い主さんの体で愛犬の視界を遮るように立ってあげると、より安心感を与えられます。
決して「ダメ!」と大声で怒鳴らないようにしましょう。
飼い主さんも一緒に興奮していると勘違いして、余計に吠え立ててしまう原因になります。
リードの引っ張り癖を直すリーダーウォーク

グイグイとリードを引っ張って歩く姿は、元気いっぱいに見えますが実はとても危険です。
トイプードルは気管が弱い子が多いため、首に負担がかかり続けると「気管虚脱」という病気を引き起こすリスクがあるからです。
また、急な飛び出しによる事故を防ぐためにも、飼い主さんの横について歩く「リーダーウォーク」をマスターしましょう。
リーダーウォークを習得するための具体的な手順を整理しました。
| ステップ | 具体的なアクション | ポイント |
|---|---|---|
| 1. 止まる | リードがピンと張ったら、飼い主さんはその場に立ち止まります。 | 愛犬と引っ張り合いをせず、石のように動かないことが重要です。 |
| 2. 緩むのを待つ | 愛犬が「あれ?」と思って振り返り、リードが緩む瞬間を待ちます。 | 名前を呼んでも構いませんが、自分から戻ってくるのを待ちましょう。 |
| 3. 方向転換 | それでも引っ張る場合は、くるっと回って進行方向を逆に変えます。 | 「引っ張ると行きたい場所に行けない」と理解させます。 |
| 4. 褒める | 横について歩けている時は、こまめに声をかけて褒めます。 | 歩いている最中に褒めることで、正しい位置を教えます。 |
最初は数メートル進むのにも時間がかかるかもしれませんが、根気よく続けることが大切です。
散歩の全行程をトレーニングにする必要はありません。
「ここからあの電柱まで」と区間を決めて練習するだけでも、十分効果はあります。
愛犬にとっても飼い主さんにとっても、無理のない範囲で続けていきましょう。
排泄物の処理と持ち帰るマナー
愛犬家のマナーとして、排泄物の処理は徹底しなければなりません。
最近では、排泄物を持ち帰るだけでなく、おしっこをした場所を水で流す「マナー水」も常識となりつつあります。
ご近所トラブルを避けるためにも、以下のポイントをしっかり押さえておきましょう。
トイレはできるだけ自宅で済ませる
理想的なのは、散歩に出る前に自宅のトイレシーツで排泄を済ませることです。
「散歩=トイレの時間」と決めてしまうと、雨の日や飼い主さんが体調不良で散歩に行けない時に、家の中で排泄できなくなってしまいます。
あくまで散歩は運動と気晴らしの時間と考え、外での排泄は「我慢できなかった時の緊急対応」くらいの気持ちでいるのがベストです。
外で排泄してしまった時の対処法
とはいえ、外の空気を感じるともよおしてしまうこともありますよね。
うんちは必ず袋に入れて持ち帰りましょう。
おしっこについては、電柱や家の塀、花壇などにはさせないようにコントロールするのがマナーです。
もししてしまった場合は、ペットボトルに入れた水でしっかりと洗い流してください。
アスファルトにシミが残らないよう、十分な量の水をかける配慮が大切です。
また、他人の家の敷地や畑の近くではリードを短く持ち、入らないように注意しましょう。
地域の方々に「トイプードルちゃん、いつもお利口だね」と言ってもらえるよう、清潔で気持ちの良い散歩を心がけたいですね。
トイプードル 散歩後のケア
お散歩から戻ったら、まずはおうちに入る前に愛犬の足や匂いを嗅いだお口周りを綺麗にしましょう。

基本的には、乾いたタオルで拭くか、特に汚れが気になる部分は湿らせたタオルやウェットティッシュでソフトに拭きましょう。
愛犬の足をゴシゴシ洗ったり、拭きすぎると肉球表面のコーティングがはがれてしまい、擦り傷ができたり、炎症を起こすことがあるのでNGです。
草むらを歩いたり、水たまりに飛び込んだりして心配な汚れがついたら、ぬるま湯で優しく洗ってあげてください。
濡れたままにしておくと皮膚病の原因となる雑菌が増えてしまうかもしれませんので、しっかりとタオルで拭くか、ドライヤーでしっかりと乾かすように心掛けましょう。
また、トイ・プードルのカールした毛にゴミや虫が絡みつきやすいためお散歩から帰ったら、毛が何かに絡まっていないか確認することも大切です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、トイプードルの散歩の頻度や回数などについてご紹介しました。
トイプードルは小型犬ですが、活発で元気な子が多いため、散歩が大好きです。
散歩から帰った時は、きちんと足や口元のケアをして清潔にしてあげましょう。
お散歩は「楽しいこと」ということを教えてあげることが大切です。
ブンゴヒルズでは、かわいいトイプードルの子犬たちの飼い主様を募集しております。
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