愛犬に何度おすわりを教えても覚えてくれないと悩んでいませんか?
私が愛犬のもかちゃんに試して大成功したプロ直伝のステップを読めば、今日から喜んでおすわりをしてくれるようになります。

愛犬が喜んでおすわりを覚えるための準備

犬におすわりを教える前に、まずはしっかりと準備を整えることが成功への近道です。
いきなりトレーニングを始めても、愛犬は何をしていいのか分からず戸惑ってしまいます。
実は、教え始める前の環境づくりや飼い主の心構えが、おすわりの習得スピードを大きく左右するのです。
ここでは、愛犬が楽しみながら学習できるための大切な準備についてお話しします。
犬のおすわりの教え方で一番大切なのは飼い主の笑顔
トレーニングと聞くと、つい真面目な顔になって厳しい声を出してしまう方が多いかもしれません。
でも、犬にとって飼い主の怒った顔や緊張した声は、不安を感じる大きな原因になります。
私がこれまで多くの飼い主さんを見てきた中で感じるのは、飼い主が笑顔で楽しそうにしていると、犬も喜んで学習してくれるということです。
「おすわり!」と低い声で命令するのではなく、遊びの延長のような明るい声かけを意識してみてください。
愛犬はあなたの表情や声のトーンをとてもよく観察しています。
失敗しても決してイライラせず、笑顔で「もう一回やってみようね」と明るく接することが何よりも大切です。
おやつのご褒美を用意する
犬に新しいことを教えるとき、分かりやすいモチベーションとなるのがおやつの存在です。
おすわりができた瞬間にご褒美をもらえると、「これをするといいことがある!」と犬はすぐに学習してくれます。
ただし、普段から食べているドッグフードよりも、特別感のあるおやつを用意するのがおすすめです。
トレーニングに使うおやつは、愛犬の好みや食べやすさに合わせて選ぶ必要があります。
どのようなおやつが適しているのか、選び方のポイントを表にまとめました。
| おやつの種類・特徴 | おすすめの理由と具体例 |
|---|---|
| 一口サイズで小さくちぎれるもの | 何度も繰り返しあげるため、カロリーオーバーを防げます。 犬用のボーロや小さく切ったササミジャーキーなどが便利です。 |
| 匂いが強くて嗜好性が高いもの | 犬の嗅覚を刺激して集中力を高める効果があります。 犬用チーズやフリーズドライのレバーなどが特に人気です。 |
| すぐに飲み込める柔らかいもの | 食べるのに時間がかかるとトレーニングのリズムが崩れてしまいます。 硬いガムやクッキーよりも、ペースト状のおやつや柔らかいお肉が適しています。 |
愛犬が「これがもらえるなら頑張る!」と思えるような、とっておきのおやつを見つけてあげてくださいね。
特別なおやつを用意するだけで、愛犬の集中力は驚くほどアップします。
しっかりと準備を整えてから、愛犬とのコミュニケーションを楽しみながら進めていきましょう。
プロが実践する犬のおすわりの教え方3つのコツ

犬におすわりを教えるとき、ちょっとしたコツを知っているだけで、愛犬の理解スピードは驚くほど変わります。
ドッグトレーナーなど犬の専門家が実際に現場で使っている、絶対に失敗しないための3つのポイントを解説します。
飼い主さんも愛犬も楽しみながらトレーニングを進めることが一番の近道です。
おやつを使った誘導で自然におすわりさせる方法
おすわりを教えるとき、一番スムーズなのは犬の自然な動きを引き出すことです。
犬の鼻先におやつを持っていき、少しずつ上へ移動させると、犬は自然と上を向きます。
すると、バランスを取るために自然とお尻が下がっていくのです。
無理やり手でお尻を押さえつけるのではなく、犬が自ら座るように誘導することが大切です。
過去に私が相談を受けたトイプードルの飼い主さんも、力ずくで座らせようとして嫌がられていましたが、この誘導法に変えた途端、たった3回ですんなりと座ってくれました。
犬にとって不快な思いをさせないことが、喜んで学習してもらうための第一歩です。
褒めるタイミングを見逃さないための工夫
犬のトレーニングにおいて、褒めるタイミングは成功を左右するほど重要です。
お尻が床についたその瞬間に「そう!」や「いい子!」と短く明確な言葉で褒める必要があります。
タイミングが遅れてしまうと、犬は何に対して褒められたのか理解できなくなってしまいます。
例えば、おすわりをした後に立ち上がってから褒めると、「立ち上がったこと」を褒められたと勘違いしてしまうのです。
タイミングを逃さないためには、日頃から愛犬の動きをよく観察する癖をつけておきましょう。
「お尻がつくかな?」と予測しながら準備をしておくと、ベストな瞬間に声をかけることができます。
短い時間で集中して教えるのが成功の鍵
犬の集中力は、私たちが思っている以上に短いものです。
特に子犬の場合は、長くても5分程度しか集中が続きません。
ダラダラと長い時間続けるよりも、1回3分程度の短いトレーニングを1日に数回繰り返す方が圧倒的に効果的です。
愛犬が「もっとやりたい!」と思っているくらいで切り上げるのが、次回のトレーニングへの意欲を高める秘訣です。
| 犬の年齢や状態 | 1回あたりの推奨トレーニング時間 | トレーニングの頻度 |
|---|---|---|
| 子犬(生後半年未満) | 1〜3分程度 | 1日に3〜5回 |
| 成犬(集中力がある場合) | 5分程度 | 1日に2〜3回 |
| 飽きっぽい性格の犬 | 1分(数回のおすわり) | こまめに日常の中で実施 |
表のように、愛犬の年齢や性格に合わせて時間を調整してみてください。
疲れたサインを見せたり、よそ見をし始めたりしたら、すぐに休憩を挟むようにしましょう。
短い時間で「できた!」という成功体験を積み重ねることが、自信につながっていきます。
ステップ別で解説する犬のおすわりの教え方
ここからは、実際に愛犬におすわりを教える手順を3つのステップで詳しく解説していきます。
犬のしつけは難しく感じるかもしれませんが、正しい手順を踏めば驚くほどスムーズに覚えてくれます。
愛犬のペースに合わせて、焦らず楽しく進めていくことが何よりも大切です。
まずは全体の流れとポイントを整理しておきましょう。
| ステップ | 具体的な行動 | 成功のポイント |
|---|---|---|
| ステップ1 | おやつを鼻先に近づける | 犬の意識を完全におやつに集中させること |
| ステップ2 | 手を頭の上へ移動させる | 犬が自然に上を向き、お尻が下がる軌道を意識すること |
| ステップ3 | 座った瞬間に褒める | タイミングを逃さず、大げさに褒めること |
ステップ1 おやつを鼻先に近づけて興味を引く
まずは、愛犬の大好きなおやつを小さくちぎって手に持ちます。
そして、その手を犬の鼻先にそっと近づけてみてください。
クンクンと匂いを嗅いできたら、準備はバッチリです。
このとき、犬の視線と意識がしっかりとおやつに向いていることを確認してください。
もし興味を示さない場合は、おやつの種類を変えてみるか、少しお腹が空いている食事前などに試してみるのがおすすめです。
犬が「それ欲しい!」とワクワクしている状態を作ることが、最初の重要な一歩になります。
ステップ2 ゆっくりと手を頭の上へ移動させる
犬がおやつに注目したら、そのままおやつを持った手を、犬の鼻先から頭の上を通って背中の方へゆっくりと移動させます。
犬はおやつを目で追うので、自然と顎が上がり、上を向く姿勢になります。
上を向いたまま後ろへ重心が移動すると、犬の体の構造上、自然とお尻が床に下がるようになっています。
手を動かすスピードが速すぎると、犬が飛びついてきたり後ずさりしてしまったりするので注意が必要です。
愛犬の動きに合わせて、じわじわと手を動かすのがコツです。
もし途中で犬が立ち上がってしまったら、もう一度ステップ1からやり直してみましょう。
ステップ3 お尻が床についた瞬間に褒めておやつをあげる
犬のお尻が完全に床についた、まさにその瞬間が最大のチャンスです。
すかさず「おすわり!」と明るい声で声をかけ、すぐにおやつを与えましょう。
このタイミングが少しでも遅れると、犬は何に対して褒められたのか分からなくなってしまいます。
「お尻が床につく=おやつがもらえる嬉しいこと」と犬の頭の中で結びつけることが目的です。
おやつをあげるときは、大げさなくらいに「えらいね!」「すごいね!」と声に出して褒めてあげてください。
飼い主さんが喜んでくれる姿を見ることで、犬も「おすわりをすると良いことがある」と学習し、次からも喜んでやってくれるようになります。
この3つのステップを1回数分程度、毎日少しずつ繰り返すことで、確実におすわりをマスターできます。
犬におすわりを教えるときにやってはいけないNG行動

愛犬に早くおすわりを覚えてほしいという気持ちが強くなると、つい焦って間違った教え方をしてしまうことがあります。
飼い主さんの焦りやイライラは、犬にもすぐに伝わってしまいます。
ここでは、おすわりのトレーニング中に絶対に避けてほしいNG行動について詳しくお話しします。
これらを避けるだけで、愛犬との信頼関係が深まり、結果的に学習スピードも格段にアップします。
無理にお尻を押して座らせようとする
おすわりを教えるとき、犬のお尻を上から手でグッと押して座らせようとしたことはありませんか?
実はこれ、多くの飼い主さんがやってしまいがちな失敗のひとつです。
犬は体に無理な力を加えられると、反射的にそれに反発しようとする本能を持っています。
お尻を押されると、逆に踏ん張って立ち続けようとしてしまうのです。
また、無理やり姿勢を変えられることは犬にとって不快な経験になります。
「おすわり=嫌なことをされる」と学習してしまうと、飼い主さんの手が近づくだけで逃げるようになってしまうかもしれません。
ドッグトレーナーとしての経験上、お尻を押して教えた犬は、自発的におすわりをするようになるまで非常に時間がかかってしまいます。
犬自身が考えて、自分からお尻を下げるように誘導することが何よりも大切です。
失敗したときに大きな声で叱ってしまう
犬が指示通りに動いてくれないとき、「違うでしょ!」「おすわり!」と大きな声を出してしまっていませんか?
犬は人間の言葉の意味を最初から理解しているわけではありません。
大きな声で叱られると、犬はなぜ怒られているのか分からず、ただ恐怖心だけを抱いてしまいます。
トレーニングの時間が怖いものになってしまうと、犬は飼い主さんの顔色ばかりをうかがうようになり、集中力が完全に途切れてしまいます。
失敗したときは何も言わずに一度リセットし、犬が正しい行動をとれたときにだけ大げさに褒めるようにしましょう。
犬は「これをすると褒めてもらえる!」というポジティブな経験を通して、どんどん新しいことを吸収していきます。
NG行動と犬の心理状態のまとめ
やってはいけない行動と、そのときの犬の気持ちを分かりやすく表にまとめました。
トレーニングに行き詰まったときは、ご自身の行動を振り返る参考にしてみてください。
| 飼い主さんのNG行動 | 犬の心理状態・感じるストレス | 今後のトレーニングへの悪影響 |
|---|---|---|
| お尻を無理やり押す | 体を触られるのが怖い、反発したい | 飼い主の手を怖がるようになる |
| 大きな声で叱る・怒鳴る | なぜ怒られているのか分からず不安 | 萎縮してしまい自発的な行動が減る |
| 長時間教え続ける | 飽きてしまった、疲れた | 集中力がなくなり指示を聞かなくなる |
| イライラした態度をとる | 飼い主さんの機嫌が悪くて緊張する | トレーニング自体を嫌いになる |
愛犬のペースに合わせて、お互いに楽しみながら進めていくことが成功への一番の近道です。

失敗しても決して焦らず、おおらかな気持ちで愛犬と向き合ってあげてくださいね。
犬のおすわりの教え方でよくあるお悩み相談

愛犬におすわりを教えていると、思い通りにいかなくて悩むことも多いと思います。
私自身も愛犬のトレーニングを始めたばかりの頃は、うまくいかずに焦ってしまった経験があります。
ここでは、多くの飼い主さんがぶつかる壁とその解決策を具体的にお伝えします。
おやつがないと絶対におすわりしてくれない
「おやつを持っているときだけは完璧におすわりするのに、手ぶらだと全く無視される」というご相談は本当に多いです。
これは、犬が「おやつをもらえるから座る」のではなく「おやつが見えているから座る」と学習してしまっている状態です。
この状態から抜け出すためには、おやつの与え方を少しずつ変えていく必要があります。
おやつを見せずに指示を出し、できたときだけ隠し持っていたおやつをあげるのが最大のポイントです。
以下の表のように、段階を踏んでおやつへの依存を減らしていきましょう。
| ステップ | おやつの使い方 | 具体的な進め方とポイント |
|---|---|---|
| ステップ1 | 毎回見せてからあげる | 手におやつを持っていることを犬に見せてから「おすわり」と声をかけます。 |
| ステップ2 | 見せずに隠し持ち、できたらあげる | おやつはポケットなどに隠しておきます。おすわりができたら、すぐに取り出して褒めながら与えます。 |
| ステップ3 | ランダムにあげる(褒め言葉と併用) | おすわりができたとき、おやつをあげる回数と、大げさに褒めるだけの回数をランダムに混ぜます。 |
| ステップ4 | おやつ以外の報酬に切り替える | 大好きなおもちゃで遊ぶ、散歩に行くなど、おやつ以外の嬉しいことをご褒美にします。 |
焦らずにステップ2とステップ3を繰り返すことで、犬は「いつおやつが出てくるかわからないから、とりあえず座ってみよう」と考えるようになります。
外に出ると興奮しておすわりを忘れてしまう
家の中では上手におすわりができるのに、散歩に出た途端に全くできなくなることもよくあります。
これは犬の記憶力が悪いわけではなく、外の世界には他の犬の匂いや車の音など、気になる刺激が多すぎるからです。
人間で例えるなら、静かな図書館で勉強するのと、大音量のライブ会場で勉強するくらい環境が違います。
外でも落ち着いておすわりができるようになるためには、少しずつ刺激の強い環境に慣らしていくことが大切です。
まずは玄関や庭など、家の中に近くて少しだけ外の空気が感じられる場所で練習してみましょう。
そこで確実におすわりができたら、次は人通りの少ない静かな公園、その次にいつもの散歩コースというように、段階を上げていきます。
外で練習するときは、家の中よりも少し特別で匂いの強いおやつ(犬用のチーズや茹でたササミなど)を用意すると、犬の集中力を引き出しやすくなります。
いつからおすわりを教えたほうがいい?

「おすわりなどのしつけは、いつから始めるのが正解なのか」と迷う方もいらっしゃると思います。
結論から言うと、子犬をお家に迎えたその日から少しずつ教え始めるのがおすすめです。
生後2〜3ヶ月の子犬は好奇心が旺盛で、スポンジのように新しいことを吸収してくれます。
ただし、長時間拘束すると犬の負担になってしまうため、1回につき1〜2分程度の短い時間で、遊びの延長として楽しく教えることが重要です。
一方で、「成犬になってからではもう遅いのではないか」と心配される保護犬の飼い主さんもいらっしゃいます。
犬は何歳になっても新しいことを学ぶことができるので、成犬からでも全く遅くありません。
成犬の場合はこれまでの習慣があるため、子犬よりも少し時間がかかることはあります。
それでも、飼い主さんが愛情を持って根気よく向き合えば、必ずおすわりを覚えてくれます。
愛犬のペースに合わせて、できたことを思い切り褒めながら進めていきましょう。

まとめ
犬のおすわりは、飼い主さんの笑顔とボーロなどのご褒美が成功の鍵です。
無理にお尻を押したり叱ったりせず、1日5分で楽しく教えましょう。
我が家の愛犬も、お尻が床についた瞬間に思い切り褒めたらすぐ覚えてくれました。

絆を深めながら、焦らず少しずつ挑戦してみてくださいね。


