「マテ」は愛犬の身の安全を守るために欠かせない重要なしつけです。
犬を迎えたばかりの方や「オスワリ」はできたけど「マテ」がうまくできなくて困っている飼い主さんは、是非、参考にしてくださいね。
犬にマテをしつける理由
散歩中での道路の飛び出し、すれ違った犬や人をみて興奮し飛びかかってしまうことがあります。このような興奮状態を「マテ」のしつけで抑えることができます。
「マテ」を教えることで愛犬の身を守る、周囲に迷惑をかけないことに繋がります。しつけは人間社会の中でどう行動すべきかを伝えるものです。愛犬も飼い主さんもストレスなく暮らせるようにしつけをしましょう。

犬のマテの教え方
【写真3:マテ】

「マテ」は飼い主さんが「ヨシ」というまでじっとしている行動のことをいいます。
そのため、「オスワリ」のしつけができてから「マテ」のしつけをすることをオススメします。
まずは、おやつやドッグフードを用意します。
小分けにして、ご褒美を与えやすいように準備しましょう。
ステップ1:オスワリをさせます
一粒手の中にとり、愛犬におやつを嗅がせた状態から手を上にあげると、犬は手の動きにつられて顔が上を向いて、床にお尻がつき「オスワリ」ができます。
「オスワリ」の記事はこちらから URL:https://www.bungohills.com/how_to_sit_down
「オスワリ」をして待てている内に、「ヨシ」と解除の指示を出し、手を開き、手の中のおやつをあげます。
「オスワリの姿勢でいる限り、ご褒美がもらえる」と覚えさせることが大切なので、愛犬が立ち上がってしまった場合にはおやつをあげてはいけません。
これを5~10回繰り返し、何日も練習を繰り返します。
「マテ」の練習は、犬にとっては集中力がいりますので、1日、1回5分間だけにしましょう。
ステップ2:おやつ(フード)とおやつ(フード)間隔をあけていく
おやつとおやつの間隔を少しずつあけていき、じっと待っていられる時間を伸ばしていきます。
「マテ」から「ヨシ」までの間隔は、最初は1秒、できたら3秒、と伸ばしていきます。
「マテ」の合図で1秒でもできたら褒めてあげます。
長時間、「マテ」をさせると犬は強いストレスを感じます。マテは数秒程度にとどめてください。
ステップ3:言葉と手の合図で「オスワリ」をキープする
① オスワリをさせる
② おやつを与える
③ 「マテ」といい、おやつを持っている手とは「逆の手のひら」を愛犬に向けます
④ うまくできたら、おやつを与え、「いい子」と褒める
⑤ ③、④を10回繰り返す。最後は「ヨシ」といって飼い主さんが動いて解除する
ステップ4:犬から少しずつ離れる
① オスワリをさせる
② おやつを与える
③ 「マテ」といい、おやつを持っている手とは「逆の手のひら」を愛犬に向けます
④ 犬から離れる。飼い主さんは後ろに下がる。
一気に離れてしますと、犬も立ち上がって動きますので、少しずつ離れていきましょう。
「マテ」は難しいため、「マテ」ができなくても叱ってはいけません。楽しい雰囲気で練習をしましょう。
⑤ うまく「マテ」ができたら、飼い主さんは元の場所に戻りおやつを与える。
⑥ ③、④、⑤を10回繰り返す。最後は「ヨシ」といって飼い主さんが動いて解除する
「マテ」の解除は、「もう動いていいよ」ということを飼い主さんが誘導します。
犬がなかなか「マテ」ができない場合
「マテ」は難しいコマンドです。「マテ」を犬が理解するまでに何カ月もかかると思ってもらっていいです。ステップ1から4まで覚えるまで何度も繰り返していきましょう。
犬のしつけは何才からでもスタートできます
しつけは3歳以上の犬にしつけるのは難しいと思っている飼い主さんがちらほらいますが、「思ったときがスタートです」子犬の頃から始めるのがオススメですが、しつけは犬と人間が暮らしていく上で必要なものです。何才までにやらなければいけないことはありませんので病気や寝たきりでない限り、しつけをしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
室内で「マテ」ができたら外でリードをつけて「マテ」の練習をしてみましょう。
室内とは違い、匂いや音で刺激があるので難易度は上がりますが、室内と同じですので
是非、トライしてみてください。「マテ」は愛犬を守るのに必要なしつけですので焦らずに何度も練習をして習得してくださいね。

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