地震などの災害が起こったとき、環境省は、「ペットと一緒に避難するのが基本」と言っています。
大切な愛犬トイプードルを守るために、どう避難したらいいか、その後の生活がどうなるかは、誰もわかりません。
もしもの時に愛犬と一緒に避難できるように、準備しておくものをご紹介します。
もしもの時に備えておきたい愛犬の防災グッズ
ドッグフード、水
緊急時に持ち出すためのものは、最低でも3日分は必要です。
また、普段からの備えとして、最低1ヶ月分の備蓄がオススメです。
これはあくまで目安ですが、普段の備蓄は未開封のドッグフードのことを指し
今、与えているドッグフード以外に、1ヶ月分以上の新しいドッグフードを常にストックしておくことが大切です。これで、災害時や、何らかの理由で買い物ができない時でも、安心です。
備蓄ポイント👆持ち出し用は、ジッパー袋などに小分けしておくと、大袋のままよりも持ち運びやすくなります。普段のモノを少し多めに買い置きし古い物から消費、その分をまた買い足す、
ローリングストック(新しいものを後ろに、古いものを前に置く方法)で、ドッグフードの賞味期限を管理しながら、いざという時も役立つ普段使いの簡単備蓄をお勧めします。
常に新鮮なものを備蓄して、古いものから使うように心掛けましょう。
水については、断水され水道水も出ない可能性が高いので、最低でも7日分は用意しておきましょう。
食器
かさばらないように、携帯の折りたためる食器を持っていくと良いです。
多頭飼いの場合は、一つのボウルを順番に使い、水もこまめにあげて、しっかり水分補給をさせてください。
ケージ・キャリー・リュック・クレート
緊急避難の際に愛犬を一緒に連れて行くのに必要なものです。避難所で愛犬がリラックスできる場所としても大切です。
移動時は両手があくリュックが便利。避難所でハウスにもなるクレートも用意するとよいです。
普段とは違う環境、いつも通りのことができない状況は犬にとっては大きなストレスです。
避難所での一番の問題は「吠える」「においがする」です。
周りに迷惑にならないように、クレートやケージに入ることに慣れていれば問題ありません。
避難の際に愛犬と離れてしまう可能性もあるのでどんな状況でも落ちついていられるように、子犬の頃からクレートやケージに入る練習や社会性を身につけておきましょう。
トイレシーツ
トイレシーツは排泄用に必要です。洗って使えるタイプと使い捨てタイプ、両方あると便利です。トイレシートは吸収力の高いため、災害時の濡れた場所を拭いたり、足の踏み場を作ったりなど便利に使用できます。
避難所などは特に消臭効果のモノ、他犬のひっかきにも耐えられる頑丈な耐久力のあるシーツがオススメです。
マナーポーチ
マナーポーチは、内袋に消臭効果のある素材を使用していることが多いため犬のウンチの匂いが外に漏れません。
ビニール袋の場合はまわりの人にも犬のウンチが見えてしまうため、見た目が良いとは言えませんが、マナーポーチの場合は、中身が見えないようになっており、まわりの人に嫌な気分をさせることはなく快適に持ち運びができます。
ビニール袋・抗菌消臭スプレーなど
・ビニール袋
さまざまな用途で使用できます。
・抗菌消臭スプレー
災害が起こったとき、水の使用を節約しなければならないかもしれませんし、愛犬の食器を洗うのが難しいかもしれません。
そんな時、汚れをきれいにできるスプレーがあると、とても便利です。もちろん、犬がなめても安全な成分のものを選んでください。
抗菌・消臭スプレーがあれば、愛犬の寝る場所や、体、トイレの周りの掃除にも便利ですよ。
首輪・ハーネス・リード
愛犬の命を守るものです。
いつも使っているもののほかに予備を防災セットの中にも入れておくと良いです。リードは伸びないタイプをオススメします。
常備薬
服用している場合は、かかりつけの動物病院に相談して予備を持っておくようにしましょう。
鑑札、注射済票、マイクロチップ
・鑑札
現在居住している市区町村では飼い犬の登録をすることが義務付けられています。
その際、発行されるのが鑑札で、犬に鑑札をつけることも法律で義務付けられています。
・注射済票
狂犬病予防注射を受けた時、注射済証明書が発行され、その後手続きをして、注射済票をもらいます。
狂犬病予防注射は毎年受けなければならないので、証明書も毎年新しく発行されます。
混合ワクチンの接種証明書(コピー可)も同じく避難所やホテルなどに預けなければならない際に求められる可能性が高いです。
・マイクロチップ
動物愛護管理法の改正により2022年6月1日から義務化されるマイクロチップ。
犬は迷子になっても話せないため、迷子になった場合、探すのが困難ですが、マイクロチップを装着していると迷子や地震などの大災害などで離れてしまっても身元確認が容易になり、飼い主さんの元に無事に戻れる可能性が高まります。
詳しくはこちら
夏の災害で備えておくと便利なもの
・ヒアロン
握るだけでいつでもどこでもかんたんに急冷できる冷却パックです。あらかじめ冷やしておく必要がなく屋外に持ち運びができるので、すぐに冷やしたい時などにオススメです。
冬の災害で備えておくと便利なもの
・カイロ(小型犬は必須)
・緊急時用簡易ブランケット
災害などから身を守る防風・防水・保温シート
・洋服(暖かい服)
まとめ
地震や台風などの災害はいつどこで起こるかわかりません。災害が起こった時の愛犬を守るための持っておくといい防災グッズを紹介しました。防災を心掛けることで出来るだけ被害を小さくすることはできます。
自治体の避難所などは、ペットの受け入れを行っていない場所も多々あります。
ペットを受け入れている避難所でも「ペットと一緒に過ごせる」のか「ペットとは別の場所で避難する」のかも確認しておきましょう。
コメント